育毛剤の市場規模はどの程度なのか

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今や薬局・ドラッグストアなどで育毛剤コーナーを見ても実に多くの商品が並んでいます。インターネットの通販ショップを見ても同様のことがいえるでしょう。

ここでは育毛剤の市場規模がどの程度まで広がっているのかについてまとめています。

薄毛治療のニーズを象徴する育毛剤の市場規模

老若男女を問わず、薄毛に悩む人は年々拡大する傾向にあるようです。市場調査を行う矢野経済研究所の調査報告によると、2016年度のヘアケア市場の規模は4,408億円(前年度より0.6%アップ)にのぼるとされています。

ヘアケア市場とは、ウィッグ(かつら)などの「毛髪業市場」と人工的に増毛を行う「植毛市場」、「発毛・育毛剤市場」とシャンプー等の「ヘアケア剤市場」という4市場で構成されるものです。このうち、「発毛・育毛剤」の市場は675億円(同0.4%アップ)とされており、「ヘアケア剤」を含めると約3,000億円の規模にまで拡大します。

この市場規模がどれぐらい大きいものなのでしょうか?たとえばフィットネスクラブ業界が現在4,390億円(出典:レジャー白書2016)市場といわれ、ヘアケア市場とほぼ同規模です。フィットネス人気が、ダイエットや運動不足など体に対するコンプレックスを象徴しているとすると…薄毛を改善したいニーズの大きさも感じ取れます。

育毛剤市場が拡大してきた要因

薄毛が気になり始めたら、すぐにでも育毛剤を試してみるような傾向が強まってきています。そもそも、なぜ育毛剤市場が拡大してきているのでしょうか?その要因について考察してみましょう。

薄毛治療の研究成果で新製品も続々登場

育毛剤の先進国といわれているアメリカでは、以前からAGA(男性型脱毛症)の治療に関する研究が盛んにおこなわれてきました。その象徴といえるのがミノキシジルです。もともと血圧を下げる機能が認められていたミノキシジルは、高血圧の治療薬として普及していました。

けれども、患者の多くに多毛症という副作用が見られたことから、これを薄毛の治療薬に応用したわけです。これにより育毛剤「ロゲイン」が誕生し、のちに日本では「リアップ」という名の発毛剤が人気を博することになりました。

また最近では、日本においても薄毛になる仕組みの解明が進められ、新たな研究報告もされています。薄毛治療の研究成果が続々と新しい育毛剤を生み出す原動力となっているのです。

薄毛対策としては低コストで始められる

ハゲや薄毛に深刻な悩みを抱える人にとっては、治療費もバカにならないものです。見た目を隠す手段としては、かつらや植毛という対策も有効でしょう。けれども、これらの薄毛対策には数万円~数十万円と高額な初期費用がかかるのも事実です。

その反面で、育毛剤は安いものであれば数千円程度で購入できるものもあり、比較すればリーズナブルといえます。手軽に始められることも、育毛剤のニーズを押し上げている要因です。

育毛剤の販売ルートが多角化してきた

これまで育毛剤は医薬品ということから、薬局や薬店での販売に限られていました。けれども、2006年に薬事法が改正されて以来、育毛剤は一般の小売店でも取り扱いが可能となり、販売ルートが拡大してきました。

この規制緩和の流れにうまく乗ったのが、楽天市場を始めとするインターネット通販業界です。これまで対面でしか購入できなかった育毛剤が、インターネットを通じて手軽に買えるようになって一気に需要を押し上げたのです。

さらにメーカー各社も、専用の公式サイトを設けることで通信販売に乗り出し始めました。現在ではサービス面や価格面など、メーカー、通販各社ともに競争が激化しており、インターネット販売が主流になってきています。

薄毛対策には育毛剤の活用が必要

このように、育毛剤を始めとするヘアケア市場は拡大の一途をたどっています。抜け毛は進行が始まると、とどまる所を知らず、髪の毛がどんどん抜け落ちていくといった状態です。そんな状態に陥ると、はげることへの恐れがますます出てくると思われますが、育毛剤を使用することで悩みが解決へと向かいます。

薄毛を改善するには早めの対策が必須ですから、育毛剤を使用する時期を前倒しして、できるだけ早くから薄毛対策をスタートさせましょう。同時に新製品情報など育毛剤にまつわる動向を注視しながら、具体的な対策を練っていくことも必要です。

多角的な情報収集を行っていくことで、薄毛改善への道が開けてきます。たとえば、発毛実績を得意とする育毛剤を選べるようになれば、より高い成果を期待することができるでしょう。一方で、育毛剤を使って脱毛の原因とされる男性ホルモンの過剰な分泌を抑制していくような対策も大事です。

育毛剤でヘアサイクルの乱れを改善することも必要になるかもしれません。使用する際のコンディションも成果を高めるには大きく関係してくるので、用法を正しく守って使うことも大切です。

また育毛剤は血行を促進して頭皮の状態を清潔に保っていく機能が主流であるため、日頃から正しい洗髪やシャンプーの使用法を確立しておくことが大前提にもなってきます。とにかく、いろいろな角度から育毛剤と付き合っていくことが重要なのです。

育毛剤の選び方について

若いころに比べると、髪の毛が細くなっていたり、抜けやすくなっていることに悩んでいるのは男性だけではなく、女性にも多いといわれます。年齢を重ねると血行が悪くなり、頭皮に栄養が届かなくなることから、薄毛になる人が増えるのもある意味、当然だといえましょう。

しかし、まだ20代、30代といった若さで髪の毛のボリュームがなくなって、ヘアセットがしにくくなるというのも辛いことです。そんなときには育毛剤を使って、髪の毛を増やす努力をすることをおすすめします。

それでは、実際にどのような観点から育毛剤を選ぶとよいのでしょうか?育毛剤選びの基準を以下に挙げてみました。迷われている方は参考にしてみてください。

売れ筋商品を選ぶ

育毛剤には、男性ホルモンを抑制するための成分血管拡張成分栄養補給成分などが含まれています。これにより、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちるのを抑え、健康な髪の毛が生えてきやすいように導いてくれるのです。また肌の炎症を抑える成分やフケを予防する成分も入ることで、かゆみやフケの悩みも解消することができます。

育毛剤によって配合されている成分は違いますが、売れている商品にはこれらすべての成分が入っている場合が多いです。ですので、使えば使うほど、頭皮の環境が改善され、太くて抜けにくい髪の毛が生えてくることが期待できるでしょう。

あるいは、人気の高い育毛剤の特徴として使い心地がさっぱりとしていてべとつかないことや、つけたあとの持続力といったことが挙げられます。また無香料無添加といった内容の商品も人気が高く、注目を集めています。

売れている育毛剤は、人気ランキングサイトの上位にランクインされています。口コミの評判もおおむね良いので、これから使おうと思っている方は、インターネットで調べてから購入するとよいでしょう。

自分の薄毛症状に合ったものを選ぶ

育毛剤を購入したいと考えた時、どれだけ売れている商品かを意識する人も多いでしょう。確かに、効果が高いと分かれば使い続ける人が増えますから、それだけ数多く売れている状態となります。

良く売れているものであれば、それだけ発毛や育毛の可能性は高いとなるわけです。けれども、必ずしも万人に効果が表れるとは限りません。薄毛の原因は、人によって異なるのです。

たとえば現在、高い注目を集めているタイプのひとつに、男性ホルモンを抑制する働きを持つ育毛剤があります。多くの人が高い効果を実感したと評判になっているものです。しかし、薄毛の原因が男性ホルモンの影響で髪の毛の成長を阻害したものでないとしたらどうでしょうか?その場合は効果が出ないことになります。

ですから、自分が薄毛になった原因と合致しているかどうかが重要になってきます。髪の毛の薄くなり方、心当たりがある原因等を踏まえて、しっかりと比較検討した上で育毛剤を選んでいくことがお勧めです。それにより、高い発毛効果を期待することができるようになります。

効果が実証済みの有名な育毛剤を選ぶ

たくさんの種類の育毛剤がある中で、とくに有名なのがリアップかもしれません。テレビCMでも宣伝されていますので目にされたことがある方も多いかと思われます。もちろん、CMによる知名度も大きな要素ですが、リアップの注目度が高い理由はその有効成分にあります。

育毛効果のある成分というのはいろいろとありますが、医学的にもきちんと効果が確認されたというデータがある成分はいままでほとんどありませんでした。それに対し、リップの主成分であるミノキシジルは日本で唯一発毛効果が認められた成分であり、本気で薄毛対策をしたい時に活躍してくれるといえます。

ミノキシジルには強力に血管拡張を行う作用があり、毛包細胞の働きを活性させることができるのが特徴です。これにより、グングンと毛根の活動を活発にさせることができるため、髪の毛の成長を促進させ、育毛はもちろん発毛効果も高めてくれます。

男性に見られるAGAに対しても効果があるといわれていますので、AGA治療においても欠かせない存在といえるものです。薄毛の症状が進んでいる方には一考の価値があります。

<リアップひと口メモ>リアップは1999年に発売開始されました。当時一般用医薬品として育毛剤を販売することは画期的なことで、これを機に育毛剤市場は500億円を超える市場に成長しました。当初は男性を対象にした育毛剤でしたが、育毛剤としての効果の高さが認められて、2005年にはかねてからの厚い要望に応えて女性用の「リアップレディ」も登場しています。さらに2009年には、ミノキシジルの含有成分を従来の1%から5%に増やした「リアップX5」が誕生。短期間でより発毛効果が期待できる仕様となっています。

育毛剤と併せて実践したい生活改善策

まだ結婚もしていないような年齢で、すでに髪の毛の量が少ない薄毛の状態になってしまうと、異性に相手にされなくなってしまいそうで、不安な気持ちになってしまうでしょう。年齢以上に老けて見られるようにもなってしまいます。

学生時代のようなふさふさの髪の毛の状態に戻りたいなら、まずは普段の生活習慣を見直し、少しでも不健康だと思う部分があれば、改めることが大切です。育毛効果を高めるために改善するべき生活習慣について、言及しています。

栄養バランスを考慮した食事

髪の成長によくないのが栄養バランスの悪い食事です。若いうちは、自分の好きな食べ物ばかり食べるなど食生活が偏りがちです。とくに脂肪分の多い肉類やこってりした食べ物が体に蓄積されていくと、髪にも悪影響を及ぼします。

かといってダイエットという名目で、食事を抜いたりすると髪に栄養を行き渡らなくなって抜け毛の症状を悪化させる可能性があります。逆に暴飲暴食はもってのほかです。意識して栄養バランスのよい食事メニューを心がけ、三食きちんと摂取するようにしましょう。喫煙もやめたほうがよいでしょう。

飲酒・喫煙を控える

ちょっとした気分転換ならまだしも、飲酒や喫煙はとかく度が過ぎてしまいがちです。お酒を飲み過ぎてしまうと、肝臓でアルコールを分解するためにたくさんのエネルギーが必要になります。本来は髪に行くはずであった栄養がアルコール処理のために使われてしまえば、髪の生育に支障をもたらすのは明白です。

その一方で、タバコのもたらす弊害も明らかになっています。過度な喫煙により、毛細血管が圧迫されて血流が悪くなり、結果的に髪へ栄養が行きにくくなります。結果的に抜け毛や薄毛を誘発してしまうのです。

「たしなむ程度」という言葉にならって、飲酒も喫煙もできるだけほどほどにとどめましょう。

ストレス解消法を見つける

またストレスをためることも、頭皮にはよくありません。イライラするようなことがあれば、普段から趣味を楽しむなどして発散するようにしたいものです。特別に趣味がない人は、リラックスできるような音楽を聴くことも心を落ち着かせる意味では効果があります。

ストレスの解消には、体を動かすことも大切です。ストレッチなど自宅で簡単にできる運動を取り入れたり、家の周りを散歩するなどウォーキングを取り入れたりするのもよいでしょう。適度に汗をかくことで、リフレッシュ効果も期待できます。

 

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