飲むタイプの育毛剤のメリットについて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

育毛剤というと頭に直接塗りたくってマッサージなどをして浸透させるイメージが強いと思います。けれども、頭皮に塗らずに口から摂取する、いわゆる飲むタイプの育毛剤も実は販売されているのです。

ここでは服用タイプの育毛剤についてまとめています。

飲む育毛剤は効果によって3種類ある

育毛剤といえば頭皮にふりかけて使うものだというイメージが強いですが、最近では飲む育毛剤といわれる内服薬やサプリメントが注目を集めています。飲む育毛剤のメリットは、身体の内側から育毛に必要な栄養素をダイレクトに摂取できるという点でしょう。

有効成分が身体全体に行き渡りやすいため、外用薬タイプに比べて効果が出やすいともいわれます。薄毛の改善にはそれなりの出費も覚悟しなければなりませんが、飲む育毛剤にはリーズナブルなジェネリックも存在します。ジェネリックを利用することで、費用の軽減につなげていくことも賢明な育毛対策といえるでしょう。

飲む育毛剤には使用されている成分によって、大きく3種類に分けることができます。得られる効果も違ってきますので、自分に症状にや目的に合ったタイプを選びましょう。

血行促進タイプ(ミノキシジル系)

一つは身体の血管を拡張させて血行促進効果を得るタイプの飲む育毛剤です。血管が拡張することで血流のよい状態を作ることができ、毛根により多くの栄養素が届きやすくなる働きがあります。ミノキシジルといわれる有効成分を含んだ医薬品の育毛剤となります。

これにより、抜け毛を防いで発毛しやすい環境ができるのです。

男性ホルモン抑制タイプ(フィナステリド系)

もう一つは、薄毛の原因となる男性ホルモンの働きを抑制するタイプの飲む育毛剤です。脱毛が激しくなる主な原因として男性ホルモンが変化したジヒドロテストステロン(DHT)が酵素の働きを受けて毛根部に作用し、毛の生育を妨げることがあげられます。

このホルモンレベルには個人差があり、頭皮部に多いほど薄毛になりやすい傾向があります。このタイプの飲む育毛剤は体内においてホルモンの変化をコントロールする作用があり、AGAの初期段階で定期的に摂取すると将来的な予防も含めて高い効果が期待できるのです。

有効成分となるのがフィナステリドと呼ばれるもので、これにより、乱れたヘアサイクルを正し、抜け毛を抑えることができます。

頭皮改善タイプ(サプリメント系)

上記二つの飲む育毛剤と少し趣きが異なるのが、飲むサプリメントです。こちらは医薬品ではなく、あくまでも栄養補助食品というくくりになります。チャップアップやイクオス、マイナチュレといった医薬部外品育毛剤の服用バージョンとして発売されている商品もあります。

天然由来の成分や生薬などを主体に配合しているため、副作用の心配が少なく安全性が高い反面で効果の現れ方は緩やかです。頭皮環境を整えながら長期的に育毛をしていきたい人には最適でしょう。

いずれの育毛剤も飲むことで、しっかりとした効果を得られることが多いと注目を集めています。また、男性も女性も飲むことのできるタイプもある一方で、女性の服用は禁止されているタイプもあります。ですので、使用する際には注意が必要です。

身体の健康のことを考えれば、薄毛専門のクリニックなどで医師に相談してから処方してもらうのがおすすめです。その上で問題がなければ、飲む育毛剤を利用することができます。

飲む育毛剤にはどのような商品があるか?

それでは具体的にはどのような商品があるのでしょうか?種類別に飲む育毛剤の一覧表にまとめてみました。

商品名 種類別 特徴
ミノキシジルタブレット ミノキシジル系 有効成分のミノキシジルが血行を促進し、発毛を促す。
プロペシア フィナステリド系 有効成分のフィナステリドがAGAの原因を抑制し、脱毛を防ぐ。
チャップアップサプリ サプリメント系 ノコギリヤシエキスを始めとする天然由来の18成分が頭皮をケア。

飲むタイプであれ、塗るタイプであれ、共通するのがすぐには結果が出ないということです。育毛剤は、髪を育てていくためのものととらえましょう。飲む育毛剤も例外ではありません。ですから、効果が出るまで、半年から1年は、継続して服用し続けることが大切です。

飲む育毛剤に副作用はあるのか?

どのような育毛剤であれ、副作用が起こるのではと不安になる方もいらっしゃることでしょう。確かに飲むタイプの育毛剤は、外用タイプの育毛剤と比べて高い効果が得られる反面、副作用が起こる可能性も多少ですが高くなります。

飲む育毛剤の種類別に、どのような副作用の可能性があるのか、見ていきましょう。

ミノキシジル系の副作用

まず、ミノキシジル系の飲む育毛剤に多い副作用は頭皮のかゆみです。場合によってはアレルギー反応による炎症でかぶれや発疹、ふけなどが起こることもあります。

また、めまいや全身のほてり、多毛症、体重増加、性欲減退、頭痛、眠気、むくみ、動悸、胸の痛みなどといった副作用も報告されています。さらに、もともとミノキシジルは高血圧の治療として使われていたので、低血圧になる恐れも考えられます。

フィナステリド系の副作用

フィナステリド系の飲む育毛剤の副作用として、頭痛や胃痛、性欲減退などが報告されています。しかし、それよりもっと恐れるべき副作用は、肝機能障害です。肝機能の疾患が怖いのは、自覚症状がないということでしょう。気づいたときには手遅れとならないように医療機関での定期的な検査も必要です。

さらに、飲む育毛剤の浸透力の高さもあるのでしょうか。フィナステリド系が男性ホルモンを抑える作用は、男性機能にも障害をもたらします。前立腺肥大や前立腺がんになる可能性とともに、乳房が膨らんだりといった女性化の症例もあるようです。

サプリメント系の副作用

医薬品ではないサプリメント系の飲む育毛剤の場合、基本的に副作用が起こる心配はありません。けれども、いくら食品といえども度が過ぎてしまっては逆効果です。過剰摂取すると、頭痛や嘔吐といった症状が起こる可能性があります。また成分によっては、アレルギー反応をおこす場合も考えられます。

また、妊娠中や授乳児のいる女性がサプリメント系の育毛剤を飲むと、胎児や乳児に影響を及ぼす場合があります。ホルモンバランスに影響を与えるノコギリヤシなどの成分が入ったタイプは摂取しないように注意しましょう。

副作用が出た場合?
飲むタイプの育毛剤を検討する場合は、あらかじめ、持病の有無によってかかりつけの医師に服用の相談をしたほうが安心です。含まれている成分によっては、身体のむくみや動悸、めまいなどの副作用が起こる可能性もあります。飲む育毛剤を服用して普段の体調と少し違うかなと感じたときは、すぐに服用を止めてかかりつけの医師に診てもらうか、最寄の診療所などで受診しましょう。

飲むタイプの育毛剤を服用する際の注意点

脱毛の専門外来では、飲む育毛剤とあわせてビタミン類や亜鉛など、健康な髪を作るのに必要な栄養素を含む内服を処方してくれることもあります。1日に1回のみ、血中の有効成分濃度を一定に保つために服用して長期的に続けることが重要です。

飲むタイプの育毛剤は手軽に利用することができる一方で、飲んですぐに効果が表れるわけではなく、効果が実感できるまでにはある程度の時間を要します。半年や数年単位飲み続けることで発毛効果を実感してる人も多いため、最低でも1年ほどは続ける覚悟を持ちましょう。

もちろん、用法用量をきちんと守って正しく使用するのが大前提です。くれぐれも自己判断で育毛剤を飲む量を増やしたり、錠剤を割って飲むなど間違った使用方法は危険ですのでやめましょう。

途中であきらめずに使い続ければ、年齢層を問わずに効果が多少なりとも現れてきます。薄毛の進行度が中程度であっても現状維持することができるのです。また、飲むタイプに外用タイプの育毛剤を併用するとさらに効果が高まるでしょう。

育毛剤と併せて日常飲むものにも気を配ろう

抜け毛が気になり始めてきたら、まずは食生活などの生活習慣を見直してみましょう。抜け毛の原因は人それぞれありますが、遺伝だけでなく食生活が薄毛を招く原因となっている可能性も髙いのです。

髪の毛はビタミンやミネラル、タンパク質などを栄養にして育つので、栄養が偏っていると抜け毛が多くなり、成長しなくなってしまいます。いくら飲む育毛剤で薄毛対策をしていても、栄養バランスが悪ければ育毛効果も半減してしまうでしょう。

現代人の食生活は、とかく脂っぽい食事や栄養バランスのとれていない食事になりがちです。しっかりと髪への栄養を補えるように食事には気を配りましょう。

でも、忙しくて食事に気を使っている暇がないという人は、飲み物で栄養を補うことがおすすめです。抜け毛に効果的な飲み物として、100%の果汁ジュースやココア、豆乳が挙げられます。育毛剤と併せて、これらの飲料を飲むことで、育毛剤との相乗効果が期待できます。

100%果汁ジュース
育毛剤の成分にも含まれることの多いビタミンです。100%果汁ジュースにも、もちろんビタミンが豊富に含まれています。朝食のときに一緒に飲んだり、おやつの代わりに飲むようにするといいです。
ココア
ココアにはテオプロミンという成分が入っており、この成分には血行促進効果があるため、頭皮の血行不良を改善してくれます。まさに育毛剤との相乗効果が得られそうです。また、ポリフェノールも入っているので、ココアを飲むことで老化防止にもなります。
豆乳
豆乳は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが入っています。男性ホルモンの働きを抑える飲む育毛剤を服用するとともに、豆乳を飲むことで抜け毛を防ぐことにも効果的でしょう。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加