日本のステルス実証機「X-2」、恐れるに足らず=中国報道(2016年3月23日)

中国は日本の国産初のステルス実証機「X-2」の開発に非常に大きな関心を寄せているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、X-2は中国にとってまったく恐れるに足らない存在だと主張し、いくつかの根拠を示した。

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記事が示す根拠の1つは、X-2の以前の名称は「ATD-X」、つまり先進技術実証機であり、実際の用途はRCS(レーダー反射面積)の測定試験や高機動飛行の測定試験であるという点であり、実戦配備を目的とした戦闘機ではないという点だ。

2つ目の根拠はX-2は日本がF-2戦闘機の後継となるF-3(仮称)を開発するために必要な実験の一部を担っているに過ぎないという点だ。具体的には防衛省が発表した「i3ファイター構想」、つまり高度に情報化また知能化された戦闘機の開発構想において、X-2は瞬時攻撃の開発を担当しているに過ぎないと記事は説明している。

また3つ目の根拠として、X-2は技術検証機であり決して原型機ではないという点だ。防衛省の計画では2016年4月から2年をかけてX-2の測定試験を行い、その評価をもとにして「国産ステルス戦闘機を開発するかどうか」を決定すると説明。つまり日本にはまだ国産ステルス戦闘機を開発する技術が完備されていないだけでなく、そもそも原型機の開発に着手すらしていないと論じた。

さらに記事は4つ目の根拠として、日本の軍事航空工業は第2次世界大戦の敗戦時に米国によって徹底的に解体させられたため、現在は独立した航空生産システムや研究開発システムが完備されていないと指摘。国産初の小型旅客機MRJに使用されている部品も7割が外国メーカー製だとし、国産ステルス戦闘機を開発するには基盤がぜい弱であるという点を記事は指摘している。

中国晋王朝の歴史を記した晋書に由来することわざに「風声鶴唳」というものがある。風の音や鶴の鳴き声にも恐れて逃げる敗走軍の様子を表し、ひいては怖気づいた人が少々の事にも驚く様子を表現している。この記事が主張するのはX-2はいわば風の音や鶴の鳴き声のようなもので、一見すると中国の航空軍事力、特に中国のステルス戦闘機「殲20」に対する脅威と錯覚してしまうが、その実体はあくまでも技術実証機であり、決して恐れるべき存在ではないという点だ。記事の目的は中国の読者を安心させることにあるようだ。




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[ 2016/03/23 08:35 ] X-2 | TB(-) | CM(-)